横綱の土俵入り

「土俵入り」とは大相撲の力士が土俵の上で行う儀式のことです。
十両や幕内の力士は東西に分かれまとめて土俵入りを行いますが、力士の階級の中で最上級の横綱は他の力士達とは違い、露払いと太刀持ちという2人を従え、正面を向いて1人で土俵入りを行います。

その作法は

柏手を打つ→四股を踏む→せり上がった後再び四股を踏む

というのが基本。四股を踏むときには観客から「よいしょ」と大きな掛け声が飛びます。

ただし、基本は同じでもこの土俵入りには「雲竜型」と「不知火型」と呼ばれる「型」があり、それぞれ10代横綱雲龍久吉と11代横綱不知火光右衛門の型が伝わったものとされています。
しかし、「逆ではないか」という説もあり、正確なことはわかっていません。

それぞれの型の特徴は以下の通りです。

雲竜型

せり上がるときに左手を胸のあたりに当て右手を伸ばす型で一般的には攻守を兼ね備えた型とされています。
多くの横綱がこちらを選択しています。

不知火型

せり上がるときに両手を伸ばす型で、攻撃的な型とされています。
しかし、「不知火型で土俵入りを行う力士は短命」というジンクスがあり、最近ではあまり選ばれることがないようです。

先日横綱に昇進した白鵬がこの不知火型を選び「ジンクスを破ります」と宣言しているので、是非ともかなえてもらいたいですね。